夢はたくさんあっていい、
私らしく一歩前へ
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BakeryCafe&わかたけ
わたしもはたらきたい!お金がほしい!
ある知的障がいのある女性の言葉です。
とても穏やかなお人柄で、普段は言葉少なく、温厚でニコニコしている彼女なのですが、この時は真剣な表情で一生懸命に伝えてくれました。 そんな彼女も今では立派な職業人。 今日もニコニコ出勤です。 自分のお金で独り暮らしも始められました。
あなたも、自分らしく一歩前へ
Service Description
ワークステーションわかたけ(Bakery&cafe わかたけ)ではパン・菓子の製造、販売をしています。利用者の方々がお客様と接し、より良いサービスを提供することで「学び、成長」する場であり社会で「生きる」という能力を身につける訓練をしています。
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就労移行支援・就労継続支援B型
当事業所では各業務やプログラムを通して、利用者の「好きなこと」「得意なこと」「苦手なこと」を一緒に考えていきます。
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就労定着支援
就職や進路決定は幸せになる為の手段です。より良い人生を送る為に一緒に取り組んでいきます。就職後、不安になる方もいますがご本人、企業、支援員の3者で問題と向き合い解決していくことで新しい環境でも継続し働き続けられる環境を整えいくことが重要になります。
Bakery&Cafe Service
パンへのこだわり
オーブンの熱気が伝わるオープンスタイルのパン工房からこだわったパンが焼きあがってきます。品質の良い材料を使い朝から焼き上げてその日に販売します。
子どもが食べるパンをお届けしたいと考えて不必要な保存料や乳化剤などを使っていません。
だから安心で安全だと考えています。地域のみなさまによろこんでいただけるように今日もこだわりのパンを焼いています。
外部販売
定番の人気メニューから新作、期間限定メニューまで豊富な種類があります。
県庁や市役所、県立高校、福祉センターなどに訪問のうえ、昼食として焼き立ての総菜パンやサンドイッチを販売させていただいております。
お仕事や勉学に励まれる方に美味しくて健康的なパンをできるだけ安価で提供させていただき、ご好評をいただいております。
店舗販売
店舗では定番商品から季節商品など30~40種類の焼き立てパンをご用意しております。
イートインできるカフェスペースは落ち着いた雰囲気の店内席と陽ざしと風が気持ちいいテラス席をお選びいただくことができます。
厳選した薫り高いドリップコーヒーと焼き立てパンをお楽しみいただけます。
利用者インタビュー
僕は、毎日を楽しんでいます!
F.Yさん 1995年6月生 / 知的障害(B1)
養護学校高等部卒業後、ワークステーションわかたけの就労移行支援で就労訓練を行い、不二電機工業株式会社に就職されました。
就労移行を利用するまでと利用中の様子は?
母:小さい頃から「自分で稼いで、自分で使う」と自立を教えてきました。家のお手伝いをした時のお駄賃とお小遣いだけで大好きなバス旅行に出かけたりしました。
「働く→お金を稼ぐ→楽しむ」というイメージが持てたのではないかと思います。養護学校卒業後は就職を目指して企業実習を重ねましたが、なかなか合うところが見つからず、先生や周りからの勧めもあり、ワークステーションわかたけを利用して就労訓練することになりました。
ワークステーションわかたけでは身だしなみを整えること、あいさつなど、就労するために必要だけど家や学校では教えられない多くのことを教えていただきました。
不二電機工業株式会社に就職されましたが、どのようなお仕事内容ですか?
本人:不二電機工業では組み立てや電動ドライバーでネジ締めをしています。お仕事が好きなので定年まで働き続けたいです。
母:実習担当していただいた不二電機工業の社員さんが本人を的確に見抜いていただけたことで就職させていただけたのだと思います。周りの多くの方々から支援を受けながら、休まず楽しんで働き続けることができて本当に感謝いたしております。
昨年から一人暮らしを始めましたが生活はいかがですか?
本人:エレベーターが好きです!週に3回ヘルパーさんに来てもらっています。お話をしながら料理するのが楽しいです。洗濯や掃除もします。お父さんに作ってもらったパソコンで調べるのが好きです。
母:小さい頃から「将来は社会に出て一人で生活する」ということを伝えてきました。妹が大学で下宿する姿を見て「自分も家を出る」ことを理解したように思います。実家から近い賃貸の部屋を契約しました。引っ越しで自分の学習机が運ばれるのを見て「もう僕は一人で暮らす!」と宣言し、その日に家を出ました。土曜日は実家で家族揃って夕飯を食べるのですが、食べ終わると直ぐに帰ってしまいます・・・(笑)
本人:休みの日は「ひろがるスカイプリキュア」のショーを探して、一人で住宅展示場に行きます。一番前で見るのが楽しみです。
自分で決めるのが嬉しいです。
T.Mさん 1986年7月生 / 知的障害(B1)
養護学校高等部卒業後、他の事業所を10年ほど利用した後、ワークステーションわかたけの就労移行支援で就労訓練を行い、飲食店運営会社 S社に就職されました。
就労移行を利用するまでと利用中の様子は?
母:お年寄りから可愛がられる子だったので、介護施設で働けるんじゃないか、就職できると信じていましたし、どんな職場でも掃除は大切だと思い、家でも何度も念入りに教えてきました。最初の事業所ではなかなか就職に結びつかず、周りの勧めもあってワークステーションわかたけを利用することになりました。
本人:立ったままの仕事はしんどかったけどがんばりました。パン販売は楽しかったです。
母:ワークステーションわかたけは訓練施設というより実際の職場という雰囲気が強く、スピード感があったので本人の言葉遣いや動作が速くなってきてビックリしました。パン販売で色々な方と接する機会が増えたおかげでコミュニケーション能力も高くなったような気がします。
飲食店運営会社 S社に就職されましたが、どのようなお仕事内容ですか?
本人:お皿洗いをしています。調理も担当しています。
母:普段よりテキパキ働いている姿を見て、驚きました。休憩なしで働き続ける現場なのでハードな仕事ですが、長く働き続けて欲しいと思います。
一人暮らしする前に若竹会の一人暮らし体験を3ヵ月利用しましたがどうでしたか?
本人:前から一人暮らししたかったです。ときどき職員さんが来てくれました。すごく楽しかったです。
母:思っていたより、スムーズに一人暮らしできて驚きました。3ヵ月の体験中に今の部屋を探したので自宅には戻らずに、そのまま一人暮らしを始めました。きっかけを与えていただけて良かったと思っています。
今の生活はいかがですか?
本人:部屋の掃除をがんばっています。木曜日は食べたいものを若竹のヘルパーさんに伝えて、買い物と料理をしています。金曜日はスポーツクラブでZUMBAを踊っています。やることを自分で決めるのが嬉しいです。
母:時々、部屋を見に行きますが、とても綺麗にしていて感心しています。父や母が高齢になっていくので、今後もこの暮らしを続けて欲しいと思っています。これからは困ったことをもっと周りの人に伝えられるようになれば良いなと思っています。